五十肩での来院
今日は、神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。
今回、ご紹介させて頂くのは、五十肩でご来院されたクライアント様です。
出展;写真AC
3ヶ月前より徐々に右肩が上がらなくなり、服の脱ぎ着が痛いということで来院されました。いろいろ病院や整骨院などを通われたようですが、回復が芳しくなかったようです。
五十肩・四十肩という病気は不思議な病気で、原因不明で起こります。起こり方は人それぞれで、突然痛み出す人もいれば、徐々に違和感が強まり、痛みに発展する人もいます。
中には、肩の関節内にカルシウムが溜まるなど、明確な原因がある場合もあり、その場合は病院の画像診断で判断がつきますし、原因の対処もすぐ出来ます。しかし、この様な例は、四十肩・五十肩を訴える中では少数派です。
多くは、肩関節周囲炎と呼ばれ、痛みをを起こす直接原因は、関節の中で、棘上筋や棘下筋と呼ばれる筋肉の腱部分が、骨の間で擦れて炎症を起こしているため、と説明されています。
実際には、肩の動きに負担を与えているものが、何であるのかを探して、その部分を改善し、炎症が起こっている肩のストレスを減らし、回復が速まるように促します。
大抵の場合、肩甲骨の動きを回復させるのは、それほど難なく改善します。しかし、一旦、炎症が起こってしまった関節内では、組織の癒着というものが起きるので、肩の関節自体は固まったまま、ということが多いです。
そこでその関節自体の動きを促すようにします。
痛みが一旦出ると、体では動かさないように抑制作用が働きます。症状が長期化すると、この作用が強いので、これが回復を妨げる事にやりやすいのです。これは、神経的な働きなので、この不要な動作時による緊張や、体の動かす順序が狂ってしまったのを改善するような機能訓練をします。
これが上手くはまる人は、かなり回復が促進されます。
今回も、これが上手くいき5回くらいの施術でだいぶ動くようになり、衣類の着脱に支障がなくなりました。
肩関節周囲炎は、ホント不思議な病気で、一般的によく見られる症例ですが、原因は明確には医学的に解明されておらず、回復度合いも人それぞれです。
五十肩の症例が続き、それが治っていくのが続くと、「俺って、五十肩治すの上手いな~」などと自惚れていると、ある日、ギャフンと言わされて、落ち込むことになります。
とにかく日々精進で、勉強・練習・考察を怠らないことですね。
何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。
今回はこんなところで。
では。