妊婦整体の適応時期について

超音波検診を受ける妊婦
(c)フリーメディカルイラスト図鑑

 

今日は、神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。

最近、妊婦整体についてのご相談を立て続けに受けています。

その中で一番多いのが、妊娠3ヶ月目のトラブルです。

妊娠5~6週くらいから妊娠12~16週くらいにかけて「つわり」を出るケースが多く、妊娠12週くらいには腹部の膨らみが認められたりなど、お体の急速な変化が目立って来る時期なので、体が変化の対応に追いつけず不調を自覚しやすいためです。

しかし申し訳ありませんが、妊娠4ヶ月(妊娠14週)までの方の施術は、一切お受けする事は控えさせていただいております。

子宮内の胎盤という赤ちゃんと子宮とを繋いでいる円盤状の組織が、妊娠4ヶ月末ごろに完成します。それまでは胎盤は不安定になっているからです。

子宮内膜は、表層の機能層と深層の基底層に分けられますが、機能層は受精卵の着床後、脱落膜というものに変化し、妊娠4ヶ月末ごろに子宮の出口を閉鎖します。

受精卵の周辺では、脱落層の上層に絨毛膜という組織が増殖します。ここは赤ちゃんへの栄養や酸素の供給を行っているところになります。この部分が円盤状に増殖し、胎盤となるのです。胎盤では、その他、ホルモンを分泌したり、免疫機能を備えたりしています。

この胎盤が完成するのが妊娠4ヶ月末くらいといわれ、それ以降安定します。それ以前の不安定な時期に胎盤がはがれると流産となります。

流産の最も多い原因は、染色体の異常といわれており、もともと受精卵に生き残る力がなかったものとされています。

胎盤が未完成で不安定である妊娠4ヶ月以前に、不用意に施術を加えた後で、
仮に流産してしまったとすると、もともと先天的に染色体に異常があり、流産してしまったのか、施術の刺激により胎盤がはがれてしまったのか、一見すると見当がつきません。

当然、流産してしまった妊婦さん自身も大変なショックを受ける事になりますが、施術をした側もショックを受けトラウマになり、二度と妊婦さんに施術をすることができなくなってしまいます。

最悪の場合、訴訟に発展する事もあるでしょう。
そのような無用のトラブルを避けるためにも、胎盤が完成する以前の妊娠4ヶ月までの施術は控えさえていただいております。

この時期に体調が芳しく無い場合は、先ず、かかりつけの産科での受診される事をお勧めしております。

妊娠5ヶ月以降でも、体調不良が続いているようであれば、その時は矯正の適応期になりますので、お役に立てると思います。

妊婦整体の適応時期に関しては、このような形でお願いします。

何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。

では。

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