自分で何かをしてまで健康になりたいと思わない人が3人に1人はいる

今日はダフィーカイロです。

10月27日に興味深い調査結果が出たのでご紹介します。

それは、厚生労働省発表の

令和元年「国民健康・栄養調査」です。

概要はこちら 令和元年「国民健康・栄養調査」

 

厚生労働省のまとめとしては、

食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」者が4人に1人
・食習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性24.6%、女性25.0%。(5頁:図1)
・運動習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く、男性23.9%、女性26.3%。(14頁:図11)
・健康な食習慣や運動習慣定着の妨げとなる点を改善の意思別にみると、「改善するつもりである」者及び「近いうちに改善するつもりである」者は、「仕事(家事・育児等)が忙しくて時間がないこと」と回答した割合が最も高い。(8頁:図5、16頁:図14)

厚生労働省ホームページより

とあります。

ただ集計表には「改善することに興味もない」という項目もあり、これに当てはまる人が男子で13~16%、女子で10~11%いますので、これらの数字を合わせると、自分で食生活や運動習慣を変えようとする意志のない人は、全体の男女ともに4割近くいるということになります。

さらに付け加えると、「改善するつもりはある(6ヶ月以内)、(1ヶ月以内)」という項目もあります。ですが、半年の内には改善するかも?っていう意思の人は、大抵の場合実行はしないことが多いです。したがってそのような数も加えると、半数以上の人は健康のために自主的に何かを始めようという意思はないことになります。

この数字、今まで健康関連の業界に携わってきた経験からすると、そうそうこんな感じだよな~と思います。

当院でも、最初に「健康のための運動のやり方知りたいです」と言っていた人も、実際にホームケアとして運動を始める人は2~3割くらいしかいません。さらにそこから継続的に運動をしている人は半分も満たないでしょう。

端から運動したいと思っている人はジムやスクールに参加しています。しかしそのようなところに参加している人は元々健康体の人たちが大半です。一方、体の調子が悪くて運動や食生活改善が必要な人ほどあまり自主的に生活を変えていこうしない印象です。命に係わる病気や、著しく日常生活に支障をきたすような状態になったら話は違うと思いますが、取り合えずそこまでの切迫したものがなければ日常を変化させることはないでしょう。

ただ、そのことは重々承知。当院でもホームケアの運動指導は提供サービスの主要テーマとなっていますが、そのことがクライアント様に受け入れられて実践されているかどうかは別です。健康向上のための運動の意義と目的は説明させて頂いていますが、当院ができることはそこまで。

「やらない」「やりたくない」と思えばやらなければいいし、「やる」「やりたい」と思えばやればいいし、その人が判断すれば良いだけの話です。これはご本人の問題。

ただ、世の中の人は「自助努力はしたくない、面倒くさいし。」というのが大半の意見であるというのは分かっています。その上で、当院では健康向上に関するサービス提供する際、最善のものを提供したいという思いから運動指導も加えています。皆がみんな行ってくれなくてもOKです。その中から少しでも実行してくれる人が現れればいいかな~という期待で活動しています。

ひとつ断っておきますが、ここで仮に運動や食生活改善をしない・したくないクライアント様がいたとしても別に疎んだりはしませんよ。だって、世の中の人は大半はそうであるからです。

ただ思うのは、人生はたった一度きりです。どうせならなるべく快適に、健康的に生活していきたいものです。

では、今回はこの辺で。

 

 

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