右上腕周辺の痛みの訴え

今日は、神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。

今回は、右の肩から肘にかけての上腕部の痛みの症例報告です。

女性のクライアント様で、半年振りの来院でした。この方は、ドラムのレッスンを受けている方で、ツインペダルの練習中だそうです。

最近、教室を変えて、叩き方を変えたそうで、そこでのやり方では体幹から腕を使うように、肩甲帯(肩甲骨の周り)から上腕の骨をうねらせるように腕を使うように指導されているそうです。

何でもそうですけど、新しい事のやり始めは、慣れない分、体に余計な負担がかかるものです。今回もそのようなケースです。

痛む場所を尋ねると、肩から上腕外側全体を指し、場所が漠然としています。そこで、一番痛みが再現されるポジションを取っていただくと、ガッツポーズのような位置にしたときでした。

肩は、一番脱臼しやすいポジションは、前方下方の内側ですが、ガッツポーズからさらに腕を後に倒しこむポジションも、肩関節に負担がかかるポジションです。

ただ、今回のようにドラムを叩くのにそこまで腕を振り上げる事もないと思いますので(私はドラムのことは詳しく知りませんが)、筋肉の障害か、関節の障害かを見極めます。

調べてみると、どうやら筋肉の問題のようでした。そこのまた、どの筋肉が痛んでいるかを調べます。まず、この手のポジションで痛みやすいのは、肩甲骨に腕の骨を引っ付けているローテータカフという筋肉群が候補に上がります。

大和市の整体ダフィーカイロが肩甲骨周辺筋の解説 

 

ローテータとはローテーション(回旋)の事で、カフ(袖口)を回旋させる筋肉群を指し、肩甲骨から上腕骨(二の腕の骨)についています。この筋肉は、小さい筋肉たちですが、上腕骨を肩甲骨に固定する役目の他に、腕を挙げる動作をする時の動き始めを司る筋肉です。また、腕を動かす時は、肩甲骨と上腕骨の関節内(いわゆる肩関節)で副運動という微細な動きを調節する役目もあります。

特に、腕を外側から挙げる動作では、棘上筋という肩甲骨の上についている筋肉が使われるので、そこを触ってみると、明らかに圧痛がありました。

そこでその筋をターゲットに筋腹から腱の付着部までを緩めるようにすると、痛み無くガッツポーズができるようになります。つまり、症状として感じていたのは上腕周辺部だったのですが、問題になっていたのは肩甲骨の方ということです。腕の方は放散痛として感じていたと考えれれます。

今回はその他の部位も色々と不具合を訴えられていたので、そちらに時間を割き、肩に関しては、肩甲骨の動きの改善する事に留まりましたが、次回以降はさらに腕の動きを詳細に見て、腕と肩甲骨の運動リズムや、胸郭の動きも不具合があれば改善していきたいと思っています。

今回一発で治れば良いですが、経過を見なければ分からない事もいっぱいありますからね。

何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。

今回の報告はこんな感じで。
では。

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