股関節の痛み②

a1150_001235photo by 写真素材 足成

 

今日は、神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。

今回ご紹介する症例は、男性の股関節痛の症例です。

半年前にストレッチ中に痛み出し、それ以来、痛みが続いているとの事です。始めのころより痛みは軽減しているようですが、まだ歩行時に痛みを感じます。

テニスとやっていたとの事で、背骨の可動域はかなり動けます。ただし、股関節の可動の範囲はかなり制限されていました。

股関節が障害される場合、多くは内側へ捻る動きや、外側へ捻る動きが制限を受けるのが最初に出ます。今回のケースでも、やはりこれらの動きがかなり硬くなっていました。

ここまで制限を受けていると、他の部位の動きを改善し、患部の負担を減らしてやる、という内容だけでは、あまりご本人の症状の改善感を得ることができません。じかに障害されている関節の可動域を改善するアプローチが必要となります。

よく、世の中には、「悪いところは直接触らず、違うところをいじっていたら、痛いところがなくなっちゃいました、えっへん!」みたいな謳い文句で宣伝しているところがありますが、それは時と場合によりです。当院でもそのようなアプローチをすることもありますが、多くの場合、間接的なアプローチだけで症状が消失するのは、障害が形成された期間がまだ間もない早期の場合で、症状が「ぬるい」場合です。

股関節の変形で起こりやすい変位は、臼蓋不全(骨盤側の股関節の骨の縁から庇上に張りだす軟骨が欠損している)では前上方にズレルのが多く、ついで後上方にズレルのが多いです。

股関節の機能不全による変位では、関節の組織(関節包や筋肉など)の後ろ側が硬くなって、前側に押し出されている場合が多く指摘されています。

股関節では、これらの硬くなっている方向を探してそこを緩めて、動きが増えるように促します。

また、関節は障害を受けると、関節の位置を把握するセンサーとなっている神経や、動きを司っている筋肉のセンサーや、筋肉を動かす命令を伝える神経系統に狂いが生じてきて、それが障害前の正常な体の動きに戻るのを妨げる場合が見受けられますので、それを改善する様な練習をしていただきます。

この様な事を続けていくと、最初の施術後は効果が3日くらいで元に戻ってしまっていたのが、徐々に長くなっていき、5回目くらいからは歩行時の違和感もかなり解消し、テニスも無理をしなければそれ程痛みが出ない、というレベルまでは回復しています。

何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。

今回のご報告はここまで。では。

 

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