助産院の死亡事故の報道を見て思う事
【今回の記事は以前、他のブログ掲載していたものを転載したものです(2014年9月初出)。】
今日は、ダフィーカイロの坂木です。
私は、施術院にテレビがない事もあって、テレビをほとんど見てないので、リアルタイムのニュースをほとんど知りません。
そこで、クライアント様の施術中の話題からニュースを知る事も多いのです。
今回もそんな会話のなかからビックリさせられた事柄があったので、ネットで調べてみました。
「神奈川県の助産院での女性の出血性ショック死」
「大阪・新潟での乳児への施術中に死亡」
この2つの事柄です。
当院でも、妊婦さんや産後の女性が大勢いらっしゃるので、気になるニュースだったのです。
まず、助産院での出血性ショック死は、水中出産での出来事だったようですね。水中出産は昔から、出血量が増えたり、細菌感染しやすいなどのリスクが指摘されていたようです。
参考記事
・セレブイメージのある水中出産 「自然ではない」と女医警告(エキサイト・ニュース)
・米国発:水中分娩は、危険なのでお勧めしません(東京日和@元勤務医の日々)
院長は、総合病院の産婦人科の婦長も勤めてきた実績もある人だったのにビックリですね。
次にベビーマッサージの件ですね。これは、このNPO法人の代表さんの独自の赤ちゃんの抱き方や、マッサージ法や運動を推奨していたようです。
カイロプラクティックにも小児カイロプラクティックという分野がありますが(当院では行っておりません)、背骨の矯正も、小指の先でごく軽くつつくレベルの刺激量だと話しに聞いたことはあります。
そもそも乳幼児では、骨格はまだまだ軟骨レベルで柔らかいのです。大人と違って、そんなにいじる必要ないのです。
この2つの件を見て思ったことは、助産院の院長も、NPO法人の代表も、雑誌やテレビで有名だった人らしく、みんな、そういう所に煽られていくんだろうなー、と言う様な感想でした。
自分のいる業界を見てみても、健康系・フィットネス系の雑誌を見ると「誰これ?」と言うような、業界内では無名の人が「ポッと出」で記事に出てきたりすることが良くあります。
聞いた話によると、経営コンサルタントのツテなどで、そういう媒体に紹介されるらしいです。マスコミにでると効果は絶大ですからね。
でも、業界内で有名な、いわゆるオピニオン・リーダー(先導的立場の人)的な「本物」は、そういう一般紙にはなかなか出てこないですね。
みな様も、あまり派手な宣伝に惑わされないように気を付けてください。
では、今回はここまで。