このコースはスポーツ愛好者、競技選手のためのコースであり、「癒し」のためのメニューではありません。

本コースでは、痛みがあっても完全休養する事を避け、なるべく体を動かしながら復調をする事を目的としています。
主に次のような方を対象としています。

・スポーツ障害からの復帰が長引いている方
・スポーツ現場に復帰後もなかなか本調子に戻せないとお思いの方
・スポーツパフォーマンス向上をお望みの方

カイロプラクティックやボディ・ワークによる矯正や整体、及びアスレチック・リハビリ、コンディショニング・トレーニングが中心の内容となります。従って、積極的に運動指導に取り組んでもらえる方のみご参加ください。

 

目次

膝関節の障害について

運動時に膝関節でよく起こる障害では、前十字靭帯、側副靭帯、半月板などを損傷しやすいです。 これは、コンタクトスポーツでの激突やジャンプでのランディング、切り返し動作の際に膝が思わぬ方向に捻じれてしまった場合に起こります。
特に女子は男子より骨盤の幅が平均的に言って広いので、膝が内側に入りやすい傾向にあり、膝を損傷しやすいリスクがあります。
基本的に、膝の向きはつま先の向きと同じ方向のとき負担が少ないと言われているので、左右にぶれ易い人はケガ予防のため修正していくのが良いでしょう。

股関節の障害について

股関節の動きは、利き足の存在で左右差がでやすく、股関節・骨盤・腰椎の連動で身体の動き全体に関わるので重要です。
ここの左右差は、スキーなど左右対称の動きを求められるスポーツでは大きく不利となるでしょう。
この左右差を技術の反復練習のみで補おうとすると、代償運動というかばった動きが身につきやすく(いわゆるクセ)なります。 すると、ケガの発生リスクも高くなるでしょう。 先ず身体の動かしやすさの左右差を減らしてあげながら技術練習を行っていく方が、ケガのリスクが減り、効率よく練習していけると思います。

足関節の障害について

足首の捻挫は、スポーツの現場では頻繁に見られる障害で、重症でない限りすぐフィールドに復帰できるので、ケアを軽く見られがちです。
しかし一旦ケガをすると、足部の関節や身体の位置をコントロールする神経の働きが悪くなったり、筋肉組織内に硬い部分ができてしまい、柔軟性が 落ちたりします。足部は身体の土台となる部分なので、ここの機能が低下すると全身に影響が出て、スポーツのパフォーマンスが低下しやすいのです。
足のアーチの機能が低下している場合は、その回復を手技にて行います。足首が硬く、曲がりずらい場合は、その柔軟性を回復させる矯正を行っていきます。

肩関節の障害について

野球の投球動作、水泳やバレーボール、テニス、バトミントンなど手を上に振り上げるアクションの多いスポーツでは、胴体の柔軟性が欠けている場合、肩の関節や、ひじ関節に負担がかかり、障害を受けるリスクが高まります。
このような場合、胴体の柔軟性を回復させ、それに腕の運動が上手に連動できるように訓練していく必要があります。
これは、ケガのリスクを軽減させることの他、競技パフォーマンスアップのためにも効果的となります。

体軸の安定、重心の安定化について

スポーツはやればやるほど、その種目特有の動きを身に付けるため、身体の使い方が、日常生活の動き以上に偏ってきます。 それに伴い身体も歪んでくるのは仕方がないことでしょう。
しかし、歪みをそのままにしてプレーを続行していると、ケガの原因となったり、更なるスキルアップの妨げになる可能性があります。 特に身体の力は体幹から発生し、手足に連動するのが、効率的で大きなパワーが出せる、とされます。しかし、体幹の安定性や軸のブレがあると、上手く行かず、無駄に手足で賄おうとし、負担をかけることになります。
スポーツ・コースでは先ず、体幹の安定性を柔軟性を重視し、そこから如何に手足が連動して動けているかを中心に施術をしていきます。

小児のスポーツ障害について

小児・学童期(小・中学生)は大人と違い、身体はまだ作られている途中である、ということに注意しなければいけません。
骨は新しく作られたため柔らかく、使いすぎで筋肉が硬くなると引っ張られ、剥離骨折をおこしたり、関節内の軟骨が欠けてはがれてしまうことがしばしばあります。 そのまま無理して使っていると、骨の変形治癒や、骨の成長が止まってしまい、左右で骨の長さが違ってしまう場合もあるので、 先ずは1回、スポーツ障害を専門にしている整形外科に受診されることを強くお勧めします。

スポーツ障害は、オーバーユース、身体の使い方の悪さ、骨格のアンバランスが関係しているので、療養期にこれらを是正する目的で矯正を施すと、回復の促進、復帰後の再発予防とパフォーマンスアップに役立つと思います。

 

 

 

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