歯の問題とカイロプラクティック

【今回の記事は以前、他のブログ掲載していたものを転載したものです(2014年6月初出)。】

 

 

表題を見て

「虫歯がカイロプラクティックで治せるの?」

と思われた方が居るかも知れませんが、いぇいぇ、虫歯はカイロでは治せません。

歯医者さんが担当です。

 

では、歯とカイロプラクティックは全く繋がりが無いか、というとそうでも無く結構関連があったりします。

ここでは、歯の問題の領域でカイロプラクティックがお役に立てる、というトピックスを紹介していこうと思います。

 

 

虫歯を治したのに歯の痛みが消えない!

という場合があります。

これは、痛みの原因が虫歯と思われていたところでなかった、ということです。

この様なケースは結構よく聞く話で、痛みの原因の一つに三叉神経の影響がある場合があります。

 

出展;wikipedia

三叉神経は、顔面の感覚や、頭部の内部(口の中や、鼻の中の粘膜など)の感覚を支配しています。三叉神経は文字通り3つ(眼神経、上顎神経、下顎神経)に分かれます。その内、上顎神経が上の歯の感覚を、下顎神経が下の歯の感覚を司っています。

したがって、歯に問題が無くても、そこを支配している大本の神経に問題があると歯が痛いように感じられます。三叉神経痛の痛みは、神経の痛みの中では相当痛い部類にはいります。ビリッとした電撃痛と呼ばれるもので数秒~30秒くらいで治まります。

原因は、簡単なものではクーラーなどの当たり過ぎで冷やした、などがあります。一番多いのは、血管による圧迫です。その他、腫瘍による圧迫もあります。帯状疱疹が三叉神経に出る場合まありますので、顔に水泡(プツンプツンとしたもの)ができていないか注意が必要です。

カイロプラクティック的には、腫瘍や帯状疱疹は別として、三叉神経の軽い原因の障害には適応します。血管の圧迫も強い場合は、手術が適応です。

また、副鼻腔炎(蓄膿症)から歯の痛みを感じることがあります。この場合は、電撃痛ではなく、ズーンとする重痛い感じ方が多いようです。当然、行くのは耳鼻科です。

 

歯槽膿漏とカイロプラクティック

喫煙は歯槽膿漏(歯周病)を悪化させ、治りずらくします。

タバコに含まれる有害成分(一酸化炭素やニコチン)のせいで、歯肉の血行不良や酸素供給の減少が起こり、歯肉の免疫力が低下するためです。

この様な場合、カイロプラクティックが貢献できます。それは、カイロプラクティックでは、禁煙のお手伝いをしているからです。

詳しくは、禁煙支援のページをご覧ください。

 

顎関節とカイロプラクティック

歯科治療で、長時間、口を大きく開け続けなければ いけない場面があったとすると、その後あごに痛みを感じる経験をした人は多いのではないでしょうか。

どうしても歯科治療の過程で、大きく口を開く場面が出てくるとおもいますが、その際、あご周辺の筋肉が弱かったり、じん帯・関節が弱い場合、あごが微妙にずれたり、周辺の筋が固まり、あごの動きに不具合が出る場合があります。

この様な場合に、カイロプラクティックの施術が役に立ちます。歯科治療後の不快感を減らせるのではないか、と思います。

特に、歯列矯正中は、定期的に装具の締め直しをしますが、締め直して慣れるまでの間は、歯自体の痛みもありますが、その他にあごを動かす噛む筋肉にも緊張が入り、それも痛みの元になります。

筋自体の緊張はカイロプラクティックでも軽減できますので、その点でも貢献できると思います。

 

この様に、腰痛・肩こりだけでなく、歯の分野でもカイロプラクティックが役立つ機会がありますので、もし心当たりがある方は、ご検討してみてはいかがでしょうか?

 

では。

 

 

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